かぼちゃ。

うちのムスメたちは、カボチャが大好物だ。和風に甘く煮たのも、洋風にバター焼きにしたのも、カボチャのスープも。私は、後者2つはともかく、甘いものが嫌いな子どもだったので、あんなものをおかずにするという感覚が、どうにもなじめなかったのだが、ムスメたちは、カボチャの煮物をごはんの上にどんとのせて、こんなうまいものはないと言わんばかりの勢いで喰らう。


今日届いた、野菜のおまかせセットの中に、半分に切ったカボチャが入っていたので、早速煮物に。種をとるところをじぃっと見ている末ムスメに「この種食べたい?」と聞くと「うんっ!」というので、最近は心苦しく思いながら捨てるだけだった種を、ざるに入れ、きれいに洗い、現在乾燥中。明日天気が良かったら少し陽にあててやろう。


その昔、「完璧な主婦」を目指していた頃は、カボチャの種も捨てることなく、炒っておやつにし、もやしのひげ根を3時間くらいかかってとり、セロリの葉っぱでふりかけを作り、出汁とりは、鰹節を削るところから始めて、などという生活をしていたのだが、今となっては、遠い昔のことと言うよりも、それって誰がやってたの?という世界。


そんなワタシが、なぜカボチャの種を使い切ろうと思ったのかというと、面倒な殻割りを末ムスメが自分でやると言ったから(笑)。うん、それさえやらずにすむなら、カボチャの種はとてもおいしいし、ぜひ食べさせてやりたいと思えたのだった。


そして、カボチャの煮物は「何個まで食べていいの?」という質問とともにあっという間に完売。明日の弁当のおかずにちょっととっておきたかったのに。


そして、子どもの頃、甘い煮物が嫌いだった私も、大人になったせいか、以前よりはおいしいと思いながら食べられるようになった。(でも、自分のためだけにだったら、絶対に作らない料理であることは確か。)


【今夜のメニュー】

カボチャの甘煮

豚ロース肉のしょうが焼き

ニガウリのおかか炒め

谷中しょうが



う〜〜ん、汁物があれば完璧だったのだけど、自分があまり食べる気のしないものはついつい手を抜いちゃってよくないなぁ。