人前でうたうということ

音楽の授業中の歌のテストを除いて、複数の赤の他人の前で歌った一番古い記憶は、高校の文化祭。一学年上のクラスの出し物に「のど自慢大会」というのがあり、部活の仲間3人でギター弾きながら「いちご白書をもう一度」を歌った。友達と一緒だったからか、もともとの体質なのか特に緊張することもなく楽しく終了。世の中でカラオケブームが起こり、カラオケのある場所でごくたまに歌うことはあったけれど、子育て中は聴くことも含めて音楽から遠ざかり気味だったのだが、なぜかとある100人規模の会合で、バンド演奏をバックに中島みゆきさんの「ヘッドライト・テールライトを歌うことに。歌い終わった後主賓の方に「いつからこんな場所で歌えるほど偉くなったんだ?!」と言われたのもいい思い出(笑泣)。振り返ってみると子供のころから歌うことは好きだった。若いころは、「歌=心の叫び」で、泣きたいほど辛いときに気持ちをなだめてくれるのが中島みゆきさんの歌だった。カラオケボックスもみゆきさんの歌をよく歌った。ただ、カラオケに行くのは家族や親しい知人だけなので、他人の前で歌ったという感覚ではなかった。その後フォーク酒場なるところに通うようになってオープンマイクで歌うようになり、さらにそのお店でライブもさせていただき、複数の赤の他人の前で歌う機会が増えた。ただ、歌うことは好きでも自分の声が好きじゃなかったし、歌は下手だしで、録音や録画された自分の歌を聴いたり見たりするのがとても苦痛だった。なのに今、なぜか、定期的にライブをやったり、ボランティアで老人施設で歌ったり、しかも、その動画を何度も自分で見返している!!歌うことが大好きで、それを聴いてくださって、さらに「癒される」とまでおっしゃってくださる方がいらっしゃるということがこの上もなく幸せ!!!!!今年も9月に娘とのライブを予定している。今はなにを歌うかをわくわくしながら考えている。あ~~~しあわせすぎる♬

 

 

 

 

余談:これを書いていて思い出した!!高校2年の修学旅行のバスの中、 金太の大冒険」をマイク持ってアカペラでフルコーラス歌ってしまった黒歴史。。。