まいった…

出庫間際のこと、助手席の地図3冊を不用意に持ち上げて動かそうとした瞬間、「ピキッ」実際に音が出ていたかどうかはアヤシイが、そんな音が聞こえた気がした。持病のある腰を痛めてしまったようで、その場で身動きが取れない状態に。2〜3m離れたところに人がいてこっちを見てくれているのだけど、痛くて声が出せない。そのうち私の様子が変だと気付いた人がそばに来てくれた。

2人がかりで椅子に座らせてもらい、しばらく休んだ後、自分が乗る予定だった車で、地上勤の方に最寄りの病院まで送ってもらった。自力でからだを動かすことができないので、移動の際は両脇を常に支えてもらった。

痛み止めの薬が飲めない身体なので、こういうときはひたすら寝ているしかないとわかっていたのだけど、腰痛対策用のコルセットが欲しかったので迷わず受診を決めた。

病院に着いてからは車いす。院内の移動は看護士さんたちが車いすを押してくれたり、こまごまと気を遣ってくださった。

診断の結果、ヘルニアはなさそうだから、痛みがなくなるまで安静にしているように言われ、その場で湿布とコルセットをしてもらって、筋肉の緊張を取る薬と胃薬を処方された。センセイは飲めない薬についての話を丁寧にきいてくれたのでほっとした。

最寄りの処方箋薬局までは少し距離があるので、薬をどうやってもらいに行こうか悩みつつ、センセイに薬局のことをきいたら、処方箋を薬局にFAXして薬を病院まで届けてくれるように手配してくださるとのこと。これは本当にありがたい!!

ここの病院は仕事の超お得意様なので、お客さまに病院の評判を訊ねられたら、「いい病院ですよ、うちのお客さまもたくさんかかられていて」と答えていたのだけれど、今度からはさらに実感を込めてお答えできそうだ。病院に行くのはあまり好きじゃなかったけれど、この病院ならまたかかってもいいかなと思える。安心していける病院が見つかってよかった。

診察終了後、会社に電話をしたら、往きに送ってくれた方が、迎えに来てくれて自宅まで送ってくれた上に、私の荷物をわざわざ玄関先まで運んでくれた。ああ、もう、なんとお礼を言っていいやら。この方をはじめ、居合わせた会社の方にはとってもお世話になってしまった。みなさん本当に親切でいい人ばかりで、やさしさが心にしみる。

しばらく動けないのはつらいけれど、まわりの人の優しさを改めて感じることができてよかった。そういう人たちに支えられて生きているのだなぁとしみじみ思った。これからの人生、感謝の気持ちを忘れず、きちんと生きていこう♪