ウィンタージャーニー

某超有名ブログ(「やまけんの出張食い倒れ日記」:って、これじゃ「某」の意味なし!)で、オーパ門前仲町店の水澤さんが、バーテンダーコンテストの世界大会向けのカクテルを完成させたという情報を得たので、さっそく行ってみた。


新しいオリジナルカクテルの名前は「ウィンタージャーニー」。シューベルトの有名な歌曲のタイトルから取ったそうなのだが、ワタシとしてはあの曲は英語よりはドイツ語のタイトルの方がなじみがいいので、そう言われてもいまいちぴんとこないのだが、そんなことはさておき、肝心のカクテルのお味は…お・い・し〜♪(やや、トーンを上げて若い女の子になった気分で)


出されるときに、水澤さんは「かなり甘いですよ」とおっしゃってたのだけど、確かに甘い、しかし上品な甘さ。そして、そしてとてもフルーティでアルコールをほとんど感じない(ファンシーカクテルというのはそういうものだそうだ)。気がつくと、あっという間にグラスが空になっている。


「ずいぶん早いですね」と笑う水澤さん。早くなくなったのは、お酒が好きだけど、甘いものも好きというオットに、半分くらい飲まれてしまったからというのもある。ふだん、シングルモルトやカクテルでも超ドライなマティーニなどを好んで召し上がる方には、いまいちかも知れないが、若い女性には受けそう。うちのムスメなどは飲ませてやったら喜ぶだろうなぁと、真っ先に思い浮かんだくらい。




オーパに週末行く場合、ひいきチームのサッカーの試合後が多い。この日は、いやこの日もというべきか、チームは中断前の悪い流れをそのまま引きずった試合展開で、最後の最後というところまでは文句なくいい気分で帰れそうだったのに、土壇場で同点に追いつかれ、最悪の気分。帰りの電車の中、心なしかオットの機嫌も悪い。そこで、気分転換に軽く1杯飲んで帰ろう、疲れてるから早く帰りたいし、一杯だけね!と立ち寄ったのだけど、ウィンタージャーニーではずみがついて、一杯また一杯。最後は、スペイサイドのシングルモルトを3杯おかわりして(実際におかわりしたのはオットだけど、飲んだのはほとんどワタシ)、試合の憂鬱は忘れて、すっかりいい気分で帰宅した。


帰り道、酔っぱらった頭で、ウィンタージャーニーの名前の由来を考えたのだけど、よくわからなかった。実際に飲んでみて、あの味と名前との関連がつかめない。今度機会があったら、水澤さんに聞いてみよう。




今夜のひとこと:

我らの「東京」がこれから「冬の旅」に突入しないことを祈るのみ!