ラタトゥイユ。

某生協で野菜の共同購入をしていた頃は、この時期になるとナス・ピーマン・トマト・きゅうりなどの夏野菜が、毎週これでもかこれでもかと届いていた。(もう20年近くも前の話。)そのときに、重宝した調理法がラタトゥイユ。夏野菜がきっちり消費できて、とってもヘルシー。以来、夏になると必ず何度か作り、食卓にのっていたのだが、ここ2年くらい、作った記憶がない。そんな料理が久々に登場。生協と自然食宅配で注文した野菜が重なりまくって、冷蔵庫の野菜室に入らなくなったからというのと、昨夜、急遽友人宅に招かれて夕食をともにすることになったのだが、なにか1品作って持っていくのにちょうどよさそうだったので。みなさんに喜んでもらえてよかった!


で、約1名のリクエストによりレシピを。


オリーブオイルたっぷり目(カップ3分の1くらい)を鍋に入れて、そこにニンニク2〜3かけをかたまりのままいれる(以前はみじん切りにして入れていたが、行きつけ店ではニンニクはかたまりのまま使われていることが多く、それが結構いける!と思ったので)。


弱火で10〜20分くらいじっくり加熱して、ニンニクがこんがりと揚がった状態になったら、ざく切りにしたタマネギ(2個)を入れて炒める。


タマネギが透き通ってきたら、ナス(6個)・ピーマン(6個)・きゅうり(3本)を入れてさらに炒める。野菜類の切り方は太めの拍子木またはざく切りなどお好みで。知り合いのSさんの作るラタトゥイユは絶品だったのだが、彼女は大きめの賽の目切りだった。


野菜がしんなりしたら、湯むきして種を取ったトマト(6個)をざく切りにして入れる。ワイン(赤でも白でもお好みで)を適当にドボドボと入れて、ふたをしないで中火で15分くらい煮る。


弱火にしてフタをしてさらに15分くらい煮る。最後に塩で味を調えてできあがり。料理本を読むと、砂糖・塩・コショウで調味するって書いてあったのだけど、塩を入れて味見したら、それ以上のものは必要なさそうだったので、昨日のは調味料は塩だけ。ただし、塩はどこだったかの国の海の塩で、大粒で味が濃い。名前を忘れてしまったのが残念。リピートしたくてもできないや。


入れる野菜は、ズッキーニ・かぼちゃ・セロリなど、この時期が旬の野菜を適当にアレンジして。お好みで、タイム・ローリエローズマリーなどのハーブを入れてもOK。そうそう、仕上げに醤油を一垂らしすると、ちょっと和風の趣でごはんにもいける。



水が全く入らないので、煮汁は野菜のうまみや甘みが凝縮されていて、夏ばてで食欲のない時も、これを一口すすれば元気になれる気がする。